水曜日, 5月 17, 2006

文豪芥川龍之介先生

最近読んだ本を紹介したいと思います。それは「地獄変」という芥川龍之介先生前期の代表作をまとめた本。中学校か高校かわすれましたが、国語の教科書で読んだことのある「羅生門」、「芋粥」などが含まれています。これまで読んできた本は「ロードス島伝説」、「ハリーポッター」などファンタジーものや、司馬遼太郎先生の「坂の上の雲」、「功名が辻」、「夏草の賦」や池波正太郎先生の「真田太平記」などの歴史小説(特に戦国時代もの)ものがほとんどだったんですけど、今回はたまたま本屋さんで目についたこの本を買ってみました。読んでみて、この本の中に納まっているすべての作品に共通していえることはなんかどよ~んとした感じがあること。どこかもの悲しく、読んだあとにその印象が心に残ります。また、使われている言葉のせいなのか、読んでいて頭の中で物語の状景が鮮明に見えるんですよね。学生のころに教科書で読んで以来だったけど、改めて読んでみると意外と当時の印象と変わるものなんですよね。なかなか興味深い本でした。次は太宰治を攻めたいと思います。

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